外観について | ファサードは、コンクリート打放しに、白い塗装、木目のルーバ一 (一部杉板木目コンクリート) を採用。コンクリートの無機質な質感と木目の温かい質感があわさり、またエントランスの杉板木目コンクリートや外壁を白く塗装した部分は単調になりがちなコンクリート打放しのアクセントとすることで、今までと違った表情をもっている。 |
構造について | 建物の基本構造は、壁式鉄筋コンクリート構造。建物の耐震、耐久性はもちろん、敷地が狭い為、室内の有効空間の確保が図れるため、壁式鉄筋コンクリート構造の採用に至った。また建物が雁行しているため壁式構造でも小梁がでてきしまうのだが、詳細な構造解析を行なうことで壁・床だけの単純な構造で纏めこれもまた室内空間の有効確保になっている。 |
配棟について | 駐車場であった40坪狭小変形地さらに高低差のある敷地に、地上3階建・壁式RC造(住戸x4、店舗x2)の企画を入れ、土地の有効活用を図った。 |
プランについて | 室内は天井までの建具や玄関部分にバルコニーの出入口を設けることで、暗くなりがちな玄関のイメージや室内の狭さを感じさせないような空間になっている。間取りの基本は1LDKの賃貸住戸として計画しているが駅に近いこともあるためSOHOでの利用も考慮している。室内にアルミの引戸を設けることで打ち合わせスペースと執務スペースの区分け、住戸の時は寝室とLDKといった具合に入居者によってフレキブルに対応できるようにしている。 |