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計画建物の検討(天空率編)

2022/02/06

建物を計画するにあたり、敷地には建築基準法によりさまざまな規制がかかっています。

建ペイ率、容積率、日影規制、道路斜線、隣地斜線、高度斜線などこれを全てクリアするように建物は計画されています。この中でも、道路斜線、隣地斜線、北側斜線については「天空率」を採用することで、斜線制限により確保される採光・通風・日照と同程度以上が確保されるものとして、扱うことができるようなりました。

 

 

このように道路から建物の高さを規制する道路斜線があります。この斜線の内側に建物を計画しなければなりません。(基本)この図では、斜線の中に建物を計画しているので建物の姿は見えません。

 

 

「天空率」を使うとこのように、ピンクの部分が道路斜線を越えて建てれるようになります。

 

 

建物計画を見てみると、緑の部分は斜線の範囲内で建てれる建物の限界、天空率をつかうとピンクの部分まで建物の計画が可能になります。だいぶ違ってきますね。

 

 

道路斜線と計画建物を合成して透かして見るとこのようなイメージです。

 

計画建物を設計するにあたり、「天空率」検討をすることで、敷地を有効利用できるようになります。狭小敷地には最適です。ただし天空率は、数値だけではなかなか説明や検討することが難しいので、スケッチアップ(CGソフト)を使い立体化し、そこに「天空率計算」と結果を表示させ、そのデータを見ながら計画建物の大きさを当事務所では検討しています。

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